「新車のツヤをいつまでも保ちたい」「飛び石や擦り傷から車を守りたい」 そんな方におすすめなのが

ペイントプロテクションフィルム(通称プロテクションフィルム)です。 この記事では、プロテクションフィルムの基礎知識からメリット・デメリット、施工の注意点まで、初心者の方にもわかりやすく解説します。

プロテクションフィルムとは?

プロテクションフィルム(PPF:Paint Protection Film)とは、車のボディに貼る 透明な保護フィルム のことです。厚みのある特殊なポリウレタン素材でできており、以下のような外的ダメージから車を守ります。

  • 飛び石による塗装の欠け
  • 洗車時の細かなスクラッチ(洗車傷)
  • 虫の死骸や鳥のフンによる塗装の劣化
  • 紫外線による色あせや変色

透明度が高く、貼ってあることがほとんど分からないため、車の外観を損ねることなく保護ができます。

プロテクションフィルムの主なメリット

1. 傷・汚れから車を守る
何よりも大きな利点は、塗装面へのダメージを軽減できること。特にフロントバンパーやボンネットなど、飛び石の被害を受けやすい部位に有効です。

2. 自己修復機能つき
高品質なフィルムには、自己修復機能が備わっているものもあります。日常的な細かい傷であれば、熱(太陽光やドライヤー)で自然に消えることも。

3. 車の資産価値をキープ
ボディに傷がない車は査定額にも良い影響を与えます。将来的に売却を考えている方にとっても、コーティングと並んで人気のある施工です。

プロテクションフィルムとラッピングフィルムの違いとは?

見た目は似ている「プロテクションフィルム(PPF)」と「ラッピングフィルム」ですが、目的も素材もまったく異なります。 以下の表で違いを比較してみましょう。

項目 プロテクションフィルム(PPF) ラッピングフィルム
主な目的 塗装保護(傷・飛び石対策) カラー変更・デザイン装飾
素材 ポリウレタン系(厚くて柔軟) 塩ビ系(PVC)(薄くて硬め)
厚さ 約100〜200ミクロン 約50〜100ミクロン
透明(マット/カラーあり) 多彩(艶あり、マット、カーボン調など)
傷保護性能 非常に高い(自己修復もあり) 低い(傷は防げない)
耐久年数 約5〜10年 約3〜5年
貼る目的 傷防止・保護 色替え・個性表現
費用感 高め(部分数万円〜/全体数十万円〜) 比較的安価(全体10〜30万円前後)

こんな人におすすめ!

▼プロテクションフィルムが向いている人

  • 飛び石や擦り傷からボディを守りたい
  • 新車の状態を長く維持したい
  • 愛車の塗装そのままの見た目を保ちたい

▼ラッピングフィルムが向いている人

  • 車のカラーを気軽に変えて楽しみたい
  • オリジナルのデザインで個性を出したい
  • 費用を抑えて車の印象を変えたい

プロテクションフィルムとコーティングの違いとは?

「プロテクションフィルムとコーティングって、どっちがいいの?」 この質問、施工現場でもよく聞かれます。 両者は“車を守る”という目的は同じですが、性質や役割は大きく異なります。以下にその違いを比較してみましょう。

項目 プロテクションフィルム(PPF) コーティング(ガラス・セラミックなど)
主な目的 傷・飛び石・物理的ダメージの防止 ツヤ出し・撥水・汚れ防止
素材 ポリウレタン系の厚手の透明フィルム 液体状のガラス系・樹脂系被膜
厚さ 約100~200ミクロン(0.1~0.2mm) 数ミクロン(非常に薄い)
傷への強さ 強い(自己修復機能つきもあり) 弱い(スクラッチは防げない)
見た目 ほぼ透明。質感はややマットになることも 艶感や撥水性が高く、見た目が映える
施工費用 やや高価(部分で数万円〜、全体で数十万円~) 比較的安価(数万円〜10万円程度)
対応範囲 ボディの物理的保護 ボディ全体の汚れ・紫外線対策
耐久性 5〜10年(張替え必要) 3〜5年(再施工・メンテナンス要)

どちらを選ぶべき?

▼プロテクションフィルムがおすすめの方

  • 新車の状態を長く保ちたい方
  • 飛び石や擦り傷が心配な高速・長距離ユーザー
  • 高級車や限定車など、塗装の価値を保ちたい方

▼コーティングがおすすめの方

  • 洗車の手間を減らしたい方
  • ツヤや光沢を楽しみたい方
  • コストを抑えつつボディケアしたい方

ClubNESTはカラーバリエーションも豊富

当社では透明やマット(艶消し)はもちろん、プロテクションフィルムでは珍しく「様々なカラーバリエーションを豊富」に取り揃えています。(50種類以上)

カラーで彩り、保護して長持ち。洗練された艶ありカラーから落ち着いたマット系まで、お客様のスタイルに合わせたご提案が可能です。

よくある質問

プロテクションフィルムって本当に目立たないんですか?

はい、基本的には目立ちません。

透明度の高いフィルムを使用しており、施工後もほとんど違和感はありません。ただし、フィルムの端や曲面部分にわずかに段差や線が見えることがありますが、近くでよく見ない限り気にならない程度です。

洗車やワックスはしても大丈夫?

基本的には問題ありません。

ただし、施工後1週間程度は洗車を控えるのが一般的です。また、高圧洗浄機の使用時にはフィルムの端に直接噴射しないように注意が必要です。

黄ばみや剥がれが心配です…

高品質フィルムであれば耐候性が高く、簡単には黄ばみません。

紫外線や酸性雨の影響を受ける環境では経年劣化は避けられませんが、最近のフィルムは耐UV性能も高く、モノにもよりますが、3〜10年の耐久性が期待できます。
信頼できるメーカー製フィルムを、技術のある施工店で貼ることが大切です。

傷がついたら貼り直さないとダメですか?

小傷であれば“自己修復”で元通りになることもあります。

多くのPPFは熱で自己修復する機能があるため、軽い擦り傷なら太陽光やドライヤーの熱で自然に消えることがあります。また当店では、施工日より1年間、保険の適用外となる自損事故(車体本体の損害が無く、フィルムだけの破損)に限り、各箇所1度無償で再施工いたします

施工にどのくらい時間がかかりますか?

部分施工で3日〜1週間、全体施工で1〜2週間程度です。

車種や施工範囲によって異なりますが、丁寧な作業が必要なため(実際の作業だけではなく、ゆっくり乾かすための時間なども)、時間に余裕を持ってスケジュールを組むのがおすすめです。

施工後に元に戻せますか?

はい、元に戻せます。

プロテクションフィルムは剥がすことが可能な素材です。塗装面に直接ダメージを与えない設計なので、きちんとした手順で剥がせば元の塗装が現れます。
(※劣化したまま長期間放置すると剥がしにくくなる場合もあるため、耐用年数内でのメンテナンスが大切です)

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