東京・西葛西、プロテクションフィルムのClubNESTです。 このシリーズでは数回に渡って 当社で実施したプロテクションフィルム施工研修の模様をお伝えしていきます。

今回は、「ボンネット施工のための基礎知識編」。

例えば、フィルムには「カットデータ」を使用するパターンと、その逆で手切りの「バルク貼り」というのがあります。 まずはこの違い、メリットデメリットを理解した上で、今回はバルク貼りで説明していきます。

この時に気を付けるポイントや、カットの大きさ、ボンネットの開け閉めなど 実際に施工するにあたっての基礎知識を解説していきます。 これからPPF施工を習得したいという方向けの 学習用動画としてご覧ください

講師:日本カラーラッピング協会 鈴木理事

カット用データの話

車体によってカット用データもあるんですけど

データだと、基本的にちょっと小さい

何故小さいかというと、面が湾曲していたり

そうするとフィルムを載せると「シワ」が出来る

引っ張って伸ばすことでシワを解消する

引っ張ることで、フィルムは曲がる

なんかこう、丸くなるじゃないですか

それで密着力を上げるんです

密着力を上げるために、カット用データは小さく設定されている

引っ張る前提になっている

バルク貼り

バルク貼りは、施工面より大きいフィルムを載せて、引っ張りながら貼っていく

何故それでやるかというと

カット用データは小さい分、力で引っ張らない

手で抑えながら、伸ばすイメージ

それをやると、手で抑えた時に不具合が起きやすい

今回紹介する大きいフィルムを載せることで力で引っ張れるようになる

データのフィルムだと手で抑えながら伸ばす

抑えた状態でスキージするとノリズレとか

大きいフィルムだと、どこもくっついてない状態でスタートできる

フィルムとボディの間に液体の層が出来ている(=綺麗に貼れる)

ボンネットは「バルク貼り」が主流なので、今回はそれで紹介します

バルク貼りで気を付けること

バルク貼りだと、乗せた時に大きいので

・・・小さくない?苦笑

小さいよお!笑

これは違う車で貼ろう

とりあえず一旦これで説明します

引っ張った時に留める箇所って

フェンダー側(手前、奥)

あとバンパーやヘッドライト(で留めて固定する)

場合によっては、今ボンネットの高さ(ちょっと開けてる)

「閉めて貼ればいいじゃん」とか色々あるじゃないですか

今、この高さ。なんで開けてるの?って

下げた時。この状態はこれでも大丈夫。

閉まった場合。

フィルムが降りてきて、ヘッドライトの方が高いと、フィルムが浮いた状態になる

だから、その加減

引っ張った時にボンネットのエッジにしっかりフィルムが当たった状態にする

だから、高さ調整が必要になってくる

あと、上げたことによって

こっちのミラー側が下がることがある

こっちのミラー側が下がることがある

そうなると下がった分、ココが当たらなくなる

そうなるとココが浮いてる状態になる

その場合の高さ調整も考える必要がある

ただ、今日はそこまで細かくは

メーカーさんの講習会で怒られちゃう!笑

そんなこんなで、高さ調整は大事

今度は、そっちどれくらい余ってる?

めちゃくちゃ余ってる

で、今フィルムを乗せました

高さ的にはこれくらいが丁度いい

デカければデカい程いいかというと、そうでもない(余っちゃう)

スタッフ「切ります?」

だいたい前はバンパーが当たるくらい

後ろはエッジのラインが止まればいいので、余分をだいたい5cmくらい

5~8cmくらい

もっとデカいボンネットの場合、結構引っ張るので10cmくらい

施工環境

じゃあ、これでやっていく

みなさん、作業場は水、ビチャビチャにしても大丈夫?

プロテクションフィルムはウェット施工なんで、床とか濡れちゃうんです

シャワーかけて水びたしにしてもOKか。

出来ればシャワー使いながらの方が施工しやすい

少しでもドライな面があるとそこにホコリがつもっちゃう

なるべく水を、バシャバシャかけながら

メーカーさんなんかは1cmくらいの池ですよね?

あ、もう湖です

わざと湖にしてる!笑

    コメントを残す