東京・西葛西、メルセデスベンツGクラス(ゲレンデヴァーゲン)専門レンタカー「Club NEST」です。

メルセデスベンツでは、通常モデルとは別に、高級モデルの象徴として「AMG」というブランドが存在します。

AMG自体は、現在は
「メルセデス・ベンツ・グループの子会社の名前」という説明が正しいわけですが、
一般的なイメージとしては、AMGと言えば「付加価値ブランド」「究極のハイパフォーマンスを追求するモデル」として、通常モデルと区別する特別なブランドとして認識されています。

さて、この「AMG」ですが。しばしば話題になるのが「読み方」です。

「エー・エム・ジー」?それとも、「アー・マー・ゲー」?

AMGを文字通り

「エー・エム・ジー」と読む人と
「アー・マー・ゲー」と読む人、2パターン存在します。

「エー・エム・ジー」は英語読みなのでともかくとして、
「アー・マー・ゲー」ってなんだ?

ってなりますよね。一見ドイツ語の発音なのかと思いきや
ドイツ語ならどうやら
「アー・エム・ゲー」が正解のようです。

そうなってくるとますます「アー・マー・ゲー」の由来が気になります。

最初に読んだ当時の日本人が、間違って発音した説、が有力

私もネットでいくつか調べてみましたが、「アー・マー・ゲー」の起源は諸説あるようです。

漫画説、芸能人説などなど。

ただ、漫画や芸能人は「アーマーゲという言い方を広めた」のであって、一番最初かどうかはやや疑問が残ります。

そして、その諸説の中でも、おそらく有力であろうと思われるのが

「最初に間違って発音した人の読み方が、そのまま広まった説」です。

おそらく、ドイツ語ネイティブが「アー・エム・ゲー」と発音すると、当時の日本人には「アー・マー・ゲー」に聞こえたと言われても不思議ではないでしょう。

実はそれを証拠に(?)、ちょっと余談ですが、似たような話は他にもいくつかあります。

段ボールは、ボールじゃないのに、何故「段ボール」?

インターネットもなければ、外国人と接する機会も多くないかつての日本では
実は結構、外来語を間違った解釈をしたり、間違った発音したりというのはよくありました。

例えば一番身近なところでは紙の箱のことを言う「段ボール」ですよね。

段ボールは英語では「corrugated board(コルゲーティッド・ボード)」と言いますが、
この「ボード」を当時の人は「ボール」と聞き間違えたことから、この素材のことを「ボール」と呼ぶようになりました。
それが段々と積み重なっていることから「段ボール」というのが今でも一般名称となっています。

ボールでもないのに箱のことを「段ボール」。日本語って不思議ですよね。

Yシャツは本来「ホワイトシャツ」

あと、これも有名な話ですが、「Yシャツ」。
Yってなんだ?なんの略だ?って思うかもしれませんが、もともとはこんな会話から生まれたとされています。

当時の日本人「この服は何ですか?」
当時の外国人「white shirtsデスネ」
「わいしゃーつ?あ、ワイシャツですね!おーけ、おーけ」

ホワイトの「ホ」が聞き取れなかったようで、「ワイシャツ」に聞こえたそうです。

これでホワイトシャツを日本ではYシャツと言う風に定着しました。

このように、当時の聞き間違いが、現在に残っているものは数多くあります。
おそらくAMGを「アー・マー・ゲー」と発音するのも、当時の聞き間違いの名残ではないかと言われています。

そして、その後、漫画や芸能人などでも「AMG」が出た時に「アーマーゲー」と記載されたことから、広く一般に使用されるようになったのでは?とされています。

最近では、あえて「アーマーゲー」と読む人も

さて、そんなこんなで、正しいかどうかでいうと

「AMG」は「エー・エム・ジー」が正解です。

だだし。

それを分かったうえで、それでも「アー・マー・ゲー」と発音する人はいます。

これは、「業界っぽい」「逆にツウっぽい」からだと言われています。

寿司のことを「シースー」と言ってみたり

銀座のことを「ザギン」と言ってみたり。

この感覚に近いですね。

本来の読みとは「あえて外す」ことで、逆にツウのような印象を与えます。

【結論】

「エー・エム・ジー」でも「アー・マー・ゲー」でも

どっちでもいい!

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